スタッフブログ
2020.04.13
福祉住環境整備工事
こんにちは。今回は、先日工事させて頂きました福祉住環境整備工事のご紹介です。
工事内容は床の段差解消、入口の開口拡張、手すり設置、便器交換です。
入口開口部は既存寸法がW600㎜程しかなく、廊下との床段差も100㎜程あり、車いすはもちろん、足の不自由な方には大変なトイレとのことでした。
床のタイルを解体し、通気をよくする為に、土出しをした上で床組みをして、床の嵩上げをさせて頂きました。
以前は小便器と大便器がパーテーションで間仕切られていました。
小便器は今後使用しないとのご要望でしたので、小便器とパーテーションを撤去して便器の移設をさせて頂きました。
とても広い空間になり、トイレ内で車いすの使用も十分に出来るようになったのではないでしょうか。
弊社では介護保険の申請もさせて頂いております。介護保険を使っての住宅改修をお考えの方は是非ご相談ください。

工事前は、床壁ともにタイルで冬場はとても寒く冷たい御トイレとのことでした。

お客様のご希望で床・壁・扉は木目調で統一。とても暖かみのある空間に仕上がりました。
2020.04.04
小さいけれど雄大
世界中に甚大な影響を与えているコロナウイルス。
本当に今までに経験したことのない状況です。
台風などで外出をしないことがあっても、いついかなる時にも人が沢山いるところに行かないように、と。
私自身もストレスがたまります。
そこでですね!
人がほとんどいないところで気晴らしをしようと、お休みの早朝の少しの時間にチヌ(黒鯛)釣りに出かけました。
例年なら、そろそろ産卵前のよく釣れる時期です。
小雨の中、誰一人いない大阪湾の海です。
たった一時間半ほどで、7枚も釣れました。
気持ちがスカッとします。
帰りの車の中でふと思いました。
人間の世界では、ウイルスがひとつ広がってしまっただけで大混乱しています。
しかし、自然界の中は、いにしえの時から変わらず、自然の摂理が安定して繰り返されています。
自然というものはうまく造られているなぁ、その自然の中では人間て小さなものだなぁ、と
人間と比べると小さなお魚たちから自然の雄大さを、人間の世界の小ささを学ばせていただきました。
自然の摂理のように、また平穏な日々が来ますように。

2020.03.28
日本の木造建築の伝統的技法
事務所前を流れる秋篠川の桜の花が開花したと思ったら、連日の雨・・・
お天気が回復するまで、どうぞ散らないで・・・と思いながら通勤しています。
先日『金輪継』の作業をしている写真が送られてきました。
釘を使わないこのような継手があることは知っていたのですが、『金輪継』という名称は知りませんでした。
釘やボルトを使わない日本建築の伝統的な継ぎ木の方法ですが、しるし付け(墨付けというのが正しいのでしょうか)から
正確に削り、組む。ネットなどで見ると、数ある継手の中でも難しい部類に入るようです。
身近にこのような技術を持った方がいたことに驚きです。
当社の職人さんは、お客様にも驚きと感動を与えられる、そんな施工を目指して日々精進しています。

完成はこのようになります

しるしを付けた通りに削ります

組み上げます